2007-01-01から1年間の記事一覧

ラブソングができるまで

川崎チネチッタ文句無く楽しいコメディ。「最近ぱっとしない1980年代のアイドルスター」という設定からして秀抜で、ヒューグラントがはまり役。彼は最近似たような役が多く、少しはイメージの固定化に危機感を持った方がいいのではないか?というのは大…

立川談志独演会

横浜にぎわい座 「千早振る」「よかちょろ(あるいは山崎屋とも)」 あいかわらず体調は悪そうだ、ますます心配になる。きっと、今日初めて談志を聞く人がいたら、われわれが、なんで熱狂的に追いかけているのか理解できないだろうなと思う。この人は、格好…

春風亭小朝の会

横浜にぎわい座 「たがや」「浜野矩随」「たがや」は学生のころ、ああだ、こおだ、と友人と語り合ったの懐かしく思い出し、感傷にひたる。小朝は上手いし、楽しいですが、いまひとつ可愛らしさに欠けるといいますか、なんとなく冷たさを感じるのだ。きっと彼…

神童

109シネマズMMよこはまノーマークであったが、製作関係者のW君の勧めでみにゆく。これはたいへん大きな拾い物。なんといっても主役の二人が魅力に溢れている。松山ケンイチ君が、こんなにいい役者であったとは「デスノート」では全く気づかず。一分女子が熱…

東京タワー

TOHOシネマズららぽーと横浜映画の日の2本目。悪い話ではないけれど、とにかく何も起こらないので面白いとも思わない。小説、テレビドラマ、映画。次は舞台になるらしいけど、何故にここまで受けるのか理解に苦しむ。

クィーン

TOHOシネマズららぽーと横浜これは、殆ど予備知識無しで見たのですが、面白かった。この英国流な皮肉っぽい台詞の連続には、ほんとに大笑いさせてもらいました。どこまで事実で、どこからフィクションかは全くわかりませんが、皇室も大変だなぁと思いました。

バベル

TOHOシネマズららぽーと横浜「3つの物語は、いったいどのように絡んで、どのような結末を迎えるのか...」期待が物凄く高かったです。で、結果としては、話はあんまり絡んでこなかったし、ラストもあっさりしていた。その意味では少々期待外れ。演技陣はいい…

ブラッド・ダイヤモンド

TOHOシネマズららぽーと横浜紛争地ダイヤモンドの問題を教えてくれた点には感謝したいとおもうのだが、この映画はまぎれも無くエンタティメント。娯楽と、このテーマは両立できない水と油だ。よって、ラストのテロップは非常に白々しく感じたし、不愉快でさ…

天国と地獄(横浜映画祭)

TOHOシネマズららぽーと横浜久しぶりに再見。黒澤の良い所も悪い所も良くわかる。 :-) それにしても酒匂川鉄橋のシーンは素晴らしいですなぁ。シルクセンターらしき建物も一瞬映り、目が釘付けになりました。

現代能楽集1「AOI/KOMACHI」

川村毅作・演出 三軒茶屋 世田谷パブリックシアター一応、川村毅氏のファンです。まだ3回目ですが... 彼の描く魑魅魍魎の世界はとても魅力的。舞台美術も斬新で楽しいのですが、今回は期待したほどの満足感は得られませんでした。やはり、ストーリーがちょっ…

蟲師

TOHOシネマズららぽーと横浜今年一番、あるいはここ数年でも一番つまらない映画でございました。監督の独善、観客不在の映画。いつ席を立とうかと、ずっと座席の上で悶絶しておりました。開始早々、睡魔に襲われたのを必死に我慢したのですが、いま思えば素…

善き人のためのソナタ

川崎チネチッタ崩壊寸前の東ドイツでの秘密警察の話です。今年のアカデミー外国語映画賞受賞作品。138分があっという間の面白さでした。このような悲劇が、つい最近の出来事である事に非常な衝撃をうけました。1984年ですから、この時代私は、すでに学校を卒…

長い散歩

黄金町シネマベティ某女史のお勧め作品で、長らく心に引っ掛かっていた作品でした。あまり話題になりませんでしたが、モントリオール世界映画祭グランプリ受賞、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞の3冠受賞です。幼児虐待をうけている5歳の女の子と家庭崩…

バッテリー

TOHOシネマズららぽーと横浜正面きって批判しにくいのですが、出てくる人がみな良心の塊のようで、ちょっとそこが鼻につかないこともない。とは言え、泣かせどころも適度にあり、純情な私はついつい涙してしまいました。主役のバッテリー二人と、その弟の計3…

ホリディ

TOHOシネマズららぽーと横浜クリスマスムービーなので、この時期に観るのには異常に違和感がある。キャメロン・ディアスがどうもいただけない。敏腕のワーキングウーマンにはとても見えない。一方の相手のジュード・ロウはかっこよい。あれを真似すると俺も…

パリ・ジュテーム

川崎チネチッタ苦難の連続だったが、やっと観る事が出来た。愛すべき小品。どの話が好きかは、みんなばらばらでしょうが、それを語り合うのもまた楽しい。私の好みはコーエン兄弟のやつと、バスティーユ(奥さんに別れ話を切り出そうとするときに白血病の告…

神様のいる風景

演劇ユニットSmokers 中野劇場MOMOちょっと舞台の大きさのわりに出演者が多すぎるかとも思うが十分楽しかった。セットのコンクリートの橋げたがよく出来ている。:-)最後にネタばらしがあるのだが、個人的にはあれは余計な気がする。もう少し説明をあっさりと…

AKIRA

シネマスクエアとうきゅう昔、14インチのテレビで見たとき「これは大スクリーンで見ないといけない」とずっと思っていたので再見。(実は「パリ・ジュテーム」を見に行こうしたのだが満員のため劇場に入れなかった)当時はそのビジュアルデザインに驚嘆したが…

情痴アヴァンチュール

TOHOシネマズららぽーと横浜(フランス映画祭)流石、恋愛に関しては大人の国、フランスという気がします。ちょっと情緒不安定、夢遊病癖のある女性に恋してしまった青年のお話。「危険な情事」を100万倍くらい洗練させたような感じです。危険とわかっていて…

ラストキング・オブ・スコットランド

TOHOシネマズ川崎予想に反して政治的映画では全くありませんでした。一人の思慮に欠ける若者が、軽率な行動から過酷な運命を辿るという、全く共感出来ないお話。自業自得としか思えませんでした。最近、アフリカの独裁政治,内戦、虐殺をテーマとした映画が…

さくらん

新宿ジョイシネマ初監督ですから仕方の無いことかもしれませんが、まだまだ素人という感じが拭えないという印象を持ちました。金魚鉢の金魚と花魁の世界を重ね合わせるあたりも、ありきたりという感じです。シリアスな場面とコミカルな場面のバランスも良く…

ドリームガールズ

川崎チネチッタ今年、これまでの一番。今年のベスト1なるかもしれないという大大傑作。三食抜いて見に行っても決して後悔はなさらないでしょう。見逃せば、一生の不覚です。友人にも2度3度観ている人が多い。ビヨンセ美しいです。新人のジェニファーの歌の…

マリー・アントワネット

109シネマズ川崎キルスティンがミスキャストという意見が一部でありますが、決してそんなことはない、まさに彼女でなければ駄目だったという気がします。実は、予告編からもっと”きゃぴきゃぴ”した映画という印象をもっていましたが、観終わった感想は全く正…

日本選手権決勝 東芝vsトヨタ

秩父宮ラグビー場東芝強し。トヨタがいくらせめても東芝の人数が減らない。点差の上では接戦でしたが、それほど緊迫感はありませんでした。

エレクション

キネカ大森香港映画の大家にSayaka女史に教えてもらって見に行きました。ラストがちょっと甘いとおもうが、香港フィルムノワールの傑作であることは間違いない。マフィアのボスたちが中国茶を飲むシーンがすばらしい。日曜日の朝10時から一回のみの上映です…

墨攻

109シネマズMM横浜うーん悪いとは思わないけど、期待ほどではなかったですねぇ。物語の主要な興味は、どうやって兵力で劣る方が、強い相手を倒すかにあるのですが、そこにアット驚くアイデアが無かったというのが正直な気持ち。せっかく助けてあげたのに、邪…

マイクロソフトカップ決勝 東芝vsサントリー

秩父宮ラグビー場バスケットボールには「ブザービーター」という、シュートが手を離れた後にタイムアップになり、それがゴールして逆転勝ちというのがありますが、この試合はラグビー版のそれでした。残り0秒、ラストワンプレーでの東芝逆転勝ち。ここ数年で…

世界最速のインディアン

109シネマズMM横浜周りの評判を聞く前に、予告編を観て良さそうだと思って選んだのですが、大当たりで、こういう時はとても嬉しい。前半は、はるばるニュージーランドからソルトレイク・シティまでの旅なのでロードムービーと言っても良いと思いますが、それ…

リトル・ミス・サンシャイン

川崎チネチッタロードムービーです。アメリカのこういう景色は、本当に心惹かれる。いつか車でのんびりと北米大陸横断をしてみたいという思いを再確認しました。崩壊しかかった家族がおんぼろバスで旅をしながら、なんとか生き伸びていく様は現代版の「怒り…

ディパーテッド

TOHOシネマズ川崎ご存知「インファナル・アフェア」のハリウッドリメイク版です。多少、物語がいじくってあり、インファナルを観ている人もあっとおどろく仕掛けがあり、その部分の意欲はやや評価できます。予告編を観たときは酷そうな印象は受けましたが、…