長い散歩

黄金町シネマベティ

某女史のお勧め作品で、長らく心に引っ掛かっていた作品でした。あまり話題になりませんでしたが、モントリオール世界映画祭グランプリ受賞、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞の3冠受賞です。幼児虐待をうけている5歳の女の子と家庭崩壊の初老男の巡礼物語。虐待のシーンは胸が締め付けられるようだし、彼女が少しずつ心を開いていくところは救われた気持ちになる。原案、監督は奥田瑛二、立派な作品になりました。現実の幼児虐待をかなり綿密に取材したことが良くわかります。ロケハン、カメラも丁寧です。もっと多くの人に見て欲しいと思いました。