ゴールデンスランバー

TOHOシネマズららぽーと横浜

2時間19分の映画ですが2時間14分くらいまで,あり得ない展開,奇妙な演出,突っ込みどころの連続でどうしたものかと思いながら見ていましたが,ラスト5分で打ちのめされました.まことに鮮やかなエンディグ.張り巡らされた伏線が一点に集結しました.レイモンド・チャンドラーに対するオマージュであったのだ.同時にこの意味不明なタイトルの意味もクリアになりました.作家がニヤリと微笑む姿が目に浮かんだ瞬間.むくむくと原作の伊坂幸太郎という作家に興味が湧いてきました.

若作りの竹内結子は,ワンパターンの演技ですがとても可愛らしい.濱田岳の2役には,家でかみさんに教わるまで気がつきませんでした.玄人好みの仕上がりです.