男はつらいよ2本立て

黄金町シネマジャック

松岡リリー(浅岡ルリ子)は、このシリーズでも傑出したマドンナであることが、あらためて良くわかる。リリー出演作4本のうち、これだけは見逃していたのでうれしいが、プリントが古いせいが、ちょっと退色が激しかったのが残念。おいちゃんは、松村達夫。

  • 「寅次郎恋歌」第8作 1971年

おいちゃんが、森川信であった。渥美と食い合うくらいギャグをとばす。3人のおいちゃんの中では、一番好きだ。


正月にいつも「男はつらいよ」を見ていたことを、ぼんやりと思い出した。それにしても、ひろしもさくらもみんな若い。とくに賠償千恵子の可愛らしさといったら絶句もの。現在ベテランとなっている女優さんたちを、昔の映画でみてその美しさに心奪われることは珍しくはないが、「さくら」あたりになると、リアルタイムで若い頃をみているわけで、それらの映画を再度見直すというのは、別の種類の感慨がある。