シェルブールの雨傘

渋谷シネセゾン

テレビでは何回か観ているが劇場で観るのは初めて。クラシックのリバイバルだから、どうせがらがらだろうと思っていたのだが、劇場入り口の長蛇の列に驚く。ファッション音痴の私でも、衣装やセットの色使いの美しさには、ほとほと関心する。ドヌーヴの美しさにもため息。ミシェルルグランの甘く切ないメロディが、いつまでもいつまでも頭の中から離れない。メインテーマ以外のJazzもとてもオシャレだ。お客さんは年寄りよりも、むしろ若い人が多かったのは嬉しかった。こういう過去の名作を見直すと、つくづく最近のハリウッド映画のつまらなさに嫌気がさしてくる。ロシュフォールの恋人達も是非観たいと思う。