告発のとき

TOHOシネマズららぽーと横浜

あいかわらずP・ハギスの脚本、演出は丁寧で、堅実なイラク戦争告発映画となっている。予告編で感じたとおりの印象。少し色を飛ばして、モノトーン気味にした映像がテーマを象徴している。トミー・リー・ジョーンズはじめ演技陣も充実。特にシャーリーズ・セロンが良い。見終わったあと、やや釈然としないものが残ったのは、イラクで起きた事件と、アメリカ国内で起こった事件の関連が、いまいち理解できなかったことに起因しているように思うのだが、この不可解性こそ戦争の狂気なのだろう。

セロンは、鼻に絆創膏をしても美しかった...