その名にちなんで

シャンテシネ

ジュンパ・ラヒリ原作で監督が「モンスーン・ウェディング」の人とくれば、見逃すわけにはいかず。期待通りの佳作。特に大事件がおきるわけでもない、ごく普通の日々の生活の中に、移民のそこはかとない哀しみが香る。惜しむらくは、長編小説を料理しあぐねた感じが無いことも無い。エピソードが多すぎて、やや話を急いだように思われたのが残念。