ルジマトフの全て2007

東京国際フォーラムホールC

クラシックバレエのみかと思っていたが、現代舞踊、フラメンコもありの構成であった。流石にどの踊り手も、よく鍛えられていたが、その中でも、黒鳥のヴィクトリア・クテポアの美しさには心を奪われた。ルジマトフは「阿修羅」が秀抜。第3部のフラメンコでは、リカルド・カストロ・ロメロが素晴らしい。静まり返ったホールに響くフィンガースナップの鋭い音が記憶に残る。しかし最後のフラメンコ風「ボレロ」は、あまり成功とは思えなかった。ラストは、しつこいほどのアンコールと親衛隊からのルジマトフへの花束攻撃で幕。