インサイド・マン

109シネマズMM横浜

***注意:ややネタバレあり***

予告編は面白そうだったし「25時」はその年のベスト1にしたくらいなので期待してましたが不発。アイデアは大いに良し。しかし落ちに決定的な欠陥がある。デンゼル・ワシントンはあれだけ長く犯人に対峙したのに、解放された人々の中に「彼」が含まれていないのに気が付かないのは間抜けすぎ。警察が間抜けな、犯罪映画はつまらないという見本でしょう。せっかくのジョディ・フォスターも生かされているとは言いがたく、クライブ・オーウェンのみ光る。警察と犯人と銀行頭取がうまく絡んでこない脚本もまだ推敲の余地が大いにある。アイデアが面白いだけに、とても惜しい。

あ、タイトルバックの音楽良かったです。あと要所要所に出てくる人種ネタもスパイク・リーらしいですが、上記のような欠点を埋め合わせるには至らず。残念!