Vフォー・ヴェンデッタ

109シネマズMM横浜

オーウェルの「1984年」のような風格を持った話だが、散漫なエピソードの羅列で詰めが甘い。部下を前に独裁者の議長が巨大スクリーンで話すところどデザイン的に買える部分も無い事はないが、液晶ディスプレイの裏にDELLと読めるなどは論外。だが最大の不幸は、マスコミ等でN・ポートマンの丸刈りが突出して取り上げられてしまったことにあるだろう。あのシーンは全く興ざめで、映画の中でちっとも生きていない。