プロデューサーズ

相鉄ムービル

彼の1968年の非ミュージカル版「プロデューサーズ」はあまり面白い映画ではなかった。だがこれは違う。こんなに愉快な気分で映画館を後にしたのは久しぶりだ。帰る道すがら思わず知り合いのみんなに、お勧めのメールを出してしまったほど。洗練という言葉からかけはなれた、吉本新喜劇のようなベタベタのギャグ満載のメル・ブルックスワールド全開です。実はメルには歌に非凡な才能がある。ラストでホンの一声だけだが、これを聞けた事が本当に嬉しかった。アメリカのテレビドラマ"Mad about you"にゲストで出ていたメル・ブルックスも本当に可笑しかった。これももう一度観たくなった。惜しむらくは客席が寂しかったこと。しかも、もうすぐ閉館の相鉄ムービルなので益々寂しい。満席の中、全員大爆笑*1の中で観たかった。

*1:日本だとなかなかこうならないですが