シンデレラマン
相鉄ムービル
予告編みれば大体想像がついてしまいますが、本編もまったくシンプルでその通りの話です。あいもかわらず、ボクシングをテーマに同じような話ができあがるわけですが、それでも感動的です。このタイトルは弱々しく*1、ラッセル・クロウも善人すぎて、本当にこれで世界チャンピオンになれるか?とも意地悪く思ったりもしますが、ロン・ハワードの演出は重量感あふれています。最近の彼の演出には風格がついてきて、ロン・ハワード節とでも呼ぶべき自分のスタイルを確立しました。私はラスト30分間こぶしを握りしめていましたよ。脇のレネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティもいい演技。美術も丁寧で時代感がよく出ておりました。
*1:実際に主人公はそう呼ばれていたらしいですが