亡国のイージス

相鉄ムービル

そもそも軍隊という所は、全く私の肌に合わないし「ローレライ」も今年最低の一本と評価しているのになんで見に行ってしまったのかよくわかりませんが、やはり坂本監督に対する信頼感でしょうか。でも話はやっぱり頂けません。あんな軟弱で途中で簡単に方針変更するリーダーに命を預け革命を目指せるものなのでしょうか? 自己責任とはいえ部下は全く浮かばれません。ラストの手旗信号も、小説ならいざ知らず映像になると、かっこ悪いことこの上なし。吹き出しそうになってしまいました。主人公はいくら銃弾受けても生きたままだし。その中では中井貴一は、殺気に溢れ唯一鑑賞に耐える演技でありました。あと自衛隊の全面協力というのは大きいですね。本物のお船が出てくるので、それは見応えあります。

というわけで、「ローレライ」よりは少しはましですが、よっぽど暇で暇で暇で暇で暇で無料招待券でもあれば、時間つぶし程度にはいいのじゃないでしょうか。