キングダム・オブ・ヘブン

109シネマズMM横浜

ポイントカードの招待券で行ったらプレミアシートに座れました。広いのはいいけど、それほど豪華な椅子ではないです。背にもたれかかるとミシミシいいます。話は十字軍とイスラムの戦いに関するもので「これが連綿と現代にまでつながっています」というのが監督のリドリー・スコットの主張でありましょう。「ブラックホーク・ダウン」を観た時「アメリカの極悪非道な帝国主義を強く批判している」と私は高く評価しました。西欧世界を批判する精神はこの映画にも表れているように思います。CGの能力が成熟してきて大群衆を描けるようなったので、最近史劇が多く、やや食傷気味であることも事実。城壁のシーンは「ロード・オブザ・リング」に瓜二つです。オーランド・ブルーム君が主役を張っていますが、やや線が細い。2枚目の宿命でしょうか。相手役のエバ・グリーンはポスターどおり、エキゾチックで艶っぽい。強くお勧めはしませんが、まあ観て損ということもないでしょう。


以下ネタばれ

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最後に和解するなら、そもそも戦いする前にどうにかならなかったものでしょうかねぇ? あんなに人が死んじゃってなんのための戦いであったのか...