インファナル・アフェアIII 終極無間

川崎チネチッタ

1作目は「フィルムノワールの映画史上10傑には必ず入るあろう」という、私が非常に高く評価している、インファナル・アフェアシリーズの第3作であります。あまりも1作目が完璧なので、ストーリー的には、なにをやっても蛇足という感じは否めないところであります。しかしながら、今回も香港の俳優陣の層の厚さを堪能しました。エリック・ツァンは、あいかわらず、愛嬌があってかつ恐ろしい。また今回はケリー・チャンがひたすら美しい。こういう先生に診てもらるならば、いくらでも病気になります。

これを観ながら「あー1作目はなんと素晴らしかったことか」という余韻にひたるための映画でしょう。