モンスター

黄金町シネマベティ
救いようのない、悲しい話。たとえどんなに日本で貧富の差が広がり、弱肉強食の世界になったとしても、この救いの無さ生まれないだろうと思わせるほど異質の世界だ。これは、私が楽観すぎるからだろうか。力作ではあるが、「シャーリーズ・セロンの汚れ方」の陰に本来のテーマが霞んでしまったようにも思う。

なんでここまでやるかというくらい。シャーリーズ・セロンは気合いが入っています。どんなに美人でも、それなりに悩みは尽きないのかなと思っていたところで、プログラムを読んで驚きました。こんなに辛い過去があったのですな。あのアカデミー賞でのスピーチの意味が良く分かりました。