隠し剣 鬼の爪

銀座、松竹ピカデリー

なんといっても、松たか子が、抜群に愛くるしいのでそれだけで満足。:-)

実は、私は前作の「たそがれ清兵衛」があまり好きではない。あの真田広之の生き方は「強いものには従うしかないのだ」という考えを(準)肯定しているように思えてならないからだ。あの映画が、日本人の圧倒的支持を得、絶賛された事が、ますます私を不愉快な気分にさせる。

その点、今回のストーリは、主人公が一定のけじめをつける。その点を私は評価する。映画の内容が7割方「たそがれ...」とかぶっている。その点はやはり、興ざめではあるが。